Geoworld
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Geoworld
Geoworld
  • 01. Into the world
  • 02. Prologue…
  • 03. 故郷
  • 04. Ring
  • 05. イカロス feat.NAOTO
  • 06. Luftbaloone
  • 07. Exploring the world of joy
  • 08. Salamander
  • 09. 日日是好日(Geoworld ver)
  • 10. 故郷
  • 11. Dinosaur Dance
  • 12. …Epilogue
価格:¥3,000+税 
品番:SECL-2973 
仕様:CD 

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<購入者特典>
対象の店舗にて「Geoworld」をご購入された方に、オリジナル特典(オリジナルアクリルキーホルダー・缶バッチ・ジャケットステッカー・メガジャケット)をプレゼント!
※特典は店舗により異なります。一部店舗で特典がつかない場合もございます。ご予約・ご購入の際にご確認ください。
※特典は先着順の為、無くなり次第終了となります。予めご了承ください。

movie

release
LIVE in the DARK w/三浦拓也(DEPAPEPE) ~Birthday Strings Live~
live
日程:2024年4月26日(金)
場所:コニカミノルタプラネタリアTOKYO(東京・有楽町) DOME1
時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)
出演:三浦拓也(DEPAPEPE)
KokonQuartet(1st.Vn.根本理恵、2nd.Vn.若旅菜穂子、Va.松宮茉希、Cb.渡邉紘)
https://planetarium.konicaminolta.jp/livedark/miuratakuya2024/

profile

三浦拓也(ミウラタクヤ)
1983年、兵庫県神戶市出身。 
2002年ギターインストゥルメンタルユニット DEPAPEPE(デパペペ)として活動をスタート。
 2005年メジャーデビュー。 インストゥルメンタルのアーティストのデ ビュー作品としては、日本音楽史上初の”オリ コンベスト10”にランクイン 、第20回日本 ゴールドディスク大賞にてW受賞に輝く。 
アジア各国、フランスやアメリカなど国境を超えてコンサートを行ない、タイでは3000人、インドネシアでは10000人以上もの観客を動員するなど海外での強さも感じられる。
2021年には、恐竜好きが高じ(恐竜発掘の名所として知られる)福井県観光PRのテーマソングを提供。
卓越したギターテクニックに裏打ちされた情緒溢れるメロディセンスとアレンジが高く評価され、楽曲提供やアレンジ、多くのミュージシャンとのセッション参加など幅広く活動中。

interview特設サイトでは三浦にインタビューを行い、「Geoworld」への想い、前作「Geopark」との違いをたっぷりと語ってもらった
まさに”ソロアルバムとしてあるべき姿”とも言える作品
——まず『Geoworld』発売おめでとうございます!
ありがとうございます!
——DEPAPEPEデビュー当初から「MTMM」をはじめに最新だと「琥珀星」など、三浦さんのソングライティングとしての楽曲の存在感もここ近年でかなり増している中で遂にソロアルバムが出ましたね。
聞いてみてまず思ったのは非常に三浦さんらしい作品だなと。

嬉しいです。新鮮と言っていただく方もいれば、DEPAPEPEらしさもあると言ってもらえる方もいたり、聞く人によって感想がさまざまなのですが、自分では僕らしいアルバムになってると思います。
——三浦さんのルーツでもあるハードロック好きとしてロックギタリストの姿もあったり・・まさに”ソロアルバムとしてあるべき姿”とも言える作品ですよね。
最初から自分の要素みたいなものを全部入るように意識してたわけではなかったんです。『Geopark』が太古の時代から現在へ、地球上の自然とかを音で表現するアルバムだったので、今回の『Geoworld』はその世界観をさらに拡げたものを作りたいと思ってました。なのでその時点では既にあった『Geopark』の世界観にマッチするかを意識して作ってたんですが、結果的に自分らしいと感じてもらえるような要素が色濃く出る作品になりましたね。
——なるほど、じゃあ最初は三浦さんのルーツのハードロック路線の楽曲を入れようと決めていたわけではなく?
そうですね。なんとなくエレキギターの楽曲を入れたいとは考えてましたが、そこは制作しながら固めていった感じでしたね。
あとは”僕らしい”と言ってもらえる要素であるギターリフが今回のアルバムで多く入ってます。意識してたわけではなかったけど、結果的に自分らしくなったのでよかったです。
——前作のEP『Geopark』から約一年くらいですが、『Geoworld』の制作はどういう経緯で決まったんですか?
『Geopark』が出来上がって、自分的に手応えもあったし、何より周りの反応が良かった。『Geopark』が発売された時期に、レコード会社のスタッフとかキャンペーンで周った局スタッフとかと、続編を作ろうかとはうっすら話が挙がってました。
僕自身、EP盤も非常に満足してたので、このEP(Geopark)に新曲をプラスしてCDにしたいと思って追加曲の制作を進めていった感じでしたね。
——このアルバムはM5「イカロス feat.NAOTO」のバイオリン演奏以外は全て1人で演奏・作曲をしてるんですよね?
そうですね。そこがEPからのコンセプトでした。
前作出した時にも結構(インタビュー等で)話してたんですが、普段二人組で他のプレイヤーの方と一緒に作っている、人とやる喜びが多いので、ソロワークでは1人でやってみるっていうのが一つテーマとして面白いなと思ったんです。
——ストリングスとかも結構入ってるけどこれも自分でアレンジしているんですか?
そうですね。さっき話したのと繋がるけど、普段の活動はアレンジャーに入ってもらうのが基本的なスタイルで。
DEPAPEPEの15周年ライブのオープニングテーマをオーケストラで自分で書いたのがきっかけで今回もこだわって取り組んでみました。
——DEPAPEPEのストリングス楽曲と、ソロのストリングス楽曲では制作過程も違ったりするものですか?
DEPAPEPEの場合はギターのフルコーラスを作ってからアレンジしてもらうんですが、ソロの時はギターもストリングスも同時進行で制作するので少しづつ違うかなと思います。
——ストリングスだけでなくて、フィールドレコーディングも使ってますよね。
そうそう。フィールドレコーディングは『Geopark』でやりはじめたんです。自然がテーマになっているから、自然環境音は取り入れたくて。
今回も目的の音を事前に決めて録音するわけではなく、普段の生活から素材を撮り溜めてました。ツアーに出てた先でとりあえず録ってみたりとか。
いつ実現しても何かしら対応できるように勝手に準備してた(笑)
——『Geopark』から昨年は、MBSお天気部冬のテーマの「Ring」の書き下ろしや、ライブも海外ツアーもあったりとか・・SNSなどで活動を見ていると盛りだくさんに感じました。結構忙しかったですよね?
コロナ渦明けで僕らだけでなく周りのミュージシャンの方も含め動きは多くなりましたよね。
自分もNAOTOさんとのユニット”ナオトインタクヤ”のツアーとか、中国ツアーがあったり、振り返ると色々動いていましたね。
——三浦さんの中でDEPAPEPEモード、ユニットモード、制作モードとか切り替えスイッチがあるの?
あ〜どうなんだろう。確かに切り替えてやる部分もあるんですけど、例えばライブの場合は、ステージに出る心構え的な部分で言うと、DEPAPEPEでもソロでも、他のユニットでも変わらないですね。
強いて言うならライブステージと制作スタジオで少し取り組み方は変わるかもしれないです。でもそこまで意識はしてないですね。
最近は特にフィールドレコーディングにハマったこともあって、基本的には常に制作アイディアを作る癖をつけようと意識してました。
アイディアを後で振り返って、「これはDEPAで使えそう」とか「これはNAOTOさんとやってみたい」とか分けてから制作してます。
——制作自体は初期の頃からずっと続けていましたよね?最近さらにその熱が上がってきている?
曲ネタを作るのは定期的にずっと続けてきたことでもあります。でもコロナ禍になって自分1人で色々なことを進行しなくてはならない状況に強制的になってしまって。その期間で途切れなくずっと制作するようになったので、そこから制作量で言ったらかなり増えました。『Geoworld』の楽曲もコロナ禍で作曲したものもあったりしますし。
——制作は初期から続けてきたわけですが、ソロアルバムを作る自分と言うのは、想像していたんですか?
具体的に話してたわけではないけど、デビューして5年目くらいでいつか作りたいなとはうっすら思ってました。
5年目くらいから他のミュージシャンとのセッションライブとかに出れるようになって、その時にDEPAPEPE用の曲とは別でセッション用の曲を書きだしたりしてたんです。これもいつか形になったらいいな〜くらいの感覚でした。
——そんな前から!
うっすらですよ。ここで出そう!とか計画的なことはなかったし、いつ実現しても何かしら対応できるように勝手に準備してた(笑)
普段DEPAPEPEだけを聴いてくれる方には良いインパクトを与えられるかなと思った
——ではそんな満を辞して実現した(笑)アルバムの中身について話したいなと思います。まずジャケット、めちゃくちゃかっこいいです。EP『Geopark』との連動性もあって。
はい。『Geopark』が僕の頭の中の世界観をジオパークとして落とし込んでもらったんです。実は僕のパーマ頭を撮影して落とし込んでもらってたり(笑)
今回の『Geoworld』も『Geopark』の延長線上にあるものだから、さらに未来が見えるような要素を取り入れてもらって作りました。
——確かに今回の青いジャケットは使われている小物も未来感増してました。
そうそう、『Geopark』では僕のギターに入っている恐竜の化石のインレイだったのが、『Geoworld』ではリアルな恐竜のおもちゃになったりしてます。
前回アコギだけだったのがエレキギターも増えてるのもお気に入りポイントです。
——アルバムのM1「Into the world」は全編エレキですもんね。
『Geopark』の最後の曲「…Epilogue」がエレキのフェードアウトで終わっていくから、『Geoworld』ではその続きでエレキで始めたかった。
普段DEPAPEPEだけを聴いてくれる方には良いインパクトを与えられるかなと思ったし、高校時代の自分に聴かせたいなと思って作ってました。
ギターリフ主体の曲だしエレキギターのサウンド感が一番合うなとは思いつつ、あくまで『Geoworld』世界観を飛び出しすぎないように、タイトルを「Into the world」としてアルバムの全体のテーマとして位置付けしました。
「Prologue…」は『Geoworld』の世界へ導入する曲だとすれば、「Into the world」はそれを繋げるイントロダクションのような。
——M1からM3までの流れが本当に秀逸で。
ありがとうございます。僕もそこが気に入ってます。
制作当時は、既にEPで聴いてくれている方には馴染んでいる曲順を崩すかすごく悩みました。自分も当然「Prologue…」「…Eepilogue」は頭とお尻だと思っていけど、EPを聴いていてくれた方にも、また面白い!って思ってもらえるような仕掛けを作りたかったんです。(インタビュー時)まだみんなには聴いてもらってないから、反応が気になります。内心ドキドキですね(笑)
——アルバム全貌はまだ解禁前ですが、「Ring」は出てますよね。この曲は関西ではMBSお天気部冬のテーマとして毎日流れています。
天気予報の曲だから、晴れの日にも雨の日にも合うような曲を書きました。
特に今回は冬のテーマだったので、寒い冬から次の春にかけて、木々が新しい芽を出して、暖かい季節を目指しているような前向きな曲にしました。
——新録した中で一番制作に時間がかかった曲とかはありました?
一番と言われると難しいなぁ(笑)「Deformation」「Exploring the world of joy」のどちらかではあると思うんですけど(笑)
共通して言えるのは、楽曲単位のメロディラインはもちろんですけど、後ろのオーケストレーションのアンサンブルがとにかく時間をかけて制作したと思います。
——「イカロス feat.NAOTO」に唯一ゲストを迎えたのはどうしてだったんですか?
ファンの方からのリクエストが多かったのも大きいんですが・・
まず、DEPAPEPEの活動以外にソロライブやセッションライブがあって、その中でも全国ツアーを回ったり毎年コンスタントに一緒に活動していたのがNAOTOさんでした。NAOTOさんと一緒にやるために書いた楽曲もだんだん増えてきたのもあって、何かアルバムにも入れたいなと思っていたんです。前回のEPは完全に1人でやり切りましたが、『Geopark』から『Geoworld』を経て1人で作りきるという世界にもう一つ何かプラスしたいと思って、絶対的な信頼のある先輩にお願いして弾いていただきました。
——「日日是好日( Geoworld ver)」はアップデートされているんですよね。
前作の「日日是好日」は他5曲のモチーフがこっそり入っていたんですけど、今回もお遊びとして、そのモチーフをGeoworld verとして入れ替えて散りばめてみました。
でもこれはこっそり自分で楽しんでたって感じで、見つけるのはかなりハードル高いかもしれないです(笑)
——あはは でもよく聞き比べたら何個かは見つけられました。ファンの人はこういうの嬉しいですよ。
そう言ってもらえると助かります(笑)
——「Dinosaur Dance」が最後に来てたのがすごく驚きました。この曲はEP『Geopark』では物語の始まりを彩る重要な立ち位置だったから。
そうですね。「Dinosaur Dance」は僕にとっても非常に大事にしている曲です。
一般的にはこういういわゆる推し曲というかってアルバムの前半に持ってくることが多いんですが、この楽曲の力が凄くあるのでアルバムの最後にあっても締まる曲なんじゃないかなと、そんな力強さがあるので今回あえてここに持ってきた感じです。
——納得の配列です。では最後に、このアルバムを作って一つソロワークとして区切りとも言えますが今後はどんな動きになっていきそうですか?
この『Geoworld』をリリースしたことによって、これまで以上に音楽的な学びがありました。吸収したことはDEPAPEPEの活動でも他のユニット活動でも活かしたいです。ソロワークではアルバムを作り終えたばかりですが、もう次こんなことがしたという構想もあったりするので、止まることなく進んでいきたいなと思ってます。
——三浦さんらしいです。ありがとうございました!
ありがとうございました!!
文:artdesignclass


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